「小樽雪あかりの路」日本人学生ボランティア合宿にはこの3年間にのべ42名が参加し、毎年たくさんの絆が生まれています。
参加者は北海道だけでなく全国各地から小樽に訪れ、日常生活では味わえない経験を体験しながら一つのチームとしてその経験をともに分かち合っています。
小樽での交通費・生活費は自己負担ですが、毎年参加者からは「こんなにたくさんの人と出逢えるとは思わなかった」「思った以上に楽しかった」「夢のような世界だった」など満足の声をいただいています。
津田塾大学 佐々木尋野
ボランティア活動に参加中は毎日が初めての連続で感情が表現に追いつかないほどでした。初めて雪の山を見たとき、初めてマイナスの世界を体験したとき、初めて共同生活をした時、初めて韓国・中国の人と話をしたとき。全ての初めてがボランティア活動中の毎日を鮮やかに彩っていたと今しみじみと感じています。
最初は使いものにならなかった私が、徐々にできることが増えて「○○をやって」と言われるようになった時は、本当にびっくりしましたが同時に本当に嬉しかったです。正直寒さで辛かった時もありましたが、少しでも自分の造ったパーツがこのイベントの無くてはならないものになる、来場者の思い出の一つになる ということを考えるとなんだか言葉にならない感情がこみ上げてきて自然といつも笑顔になりました。
北海商科大学 坂下菜摘美
二週間の合宿ボランティア生活でしたが、毎日が出会いの連続であり、同時に人の温かさにもたくさん触れ、あっという間の二週間となりました。会場に来て下さった観光客の方、夕食を食べに行った先の店主や常連のお客さんといった地元の方々、一般ボランティアの方など、決まって「大変だよね、頑張ってね」といった温かい言葉をかけてくださいました。日を追うごとに雪あかりを通して繋がったたくさんの人のことを考えるほど、この合宿に参加できて本当に良かったという思いが強くなっていきました。雪あかりでつながったたくさんの仲間とは、ボランティアが終わっても変わらない関係を続けていきたいです。
北海学園大学 牧野暢
いざ終えてみると本当に毎日が刺激に溢れていました。周りと協力することの大切さ、相手への思いやり。社会人を前にして自分を見つめなおすいい機会になりました。自分にはまだまだ足りないところがあります。ですが橙のように仲間がいることでそういったことも補えたように思います。本当にいい経験ができました。雪あかり関わった皆さんには感謝しかありません。ありがとうございました。
東京家政大学 中田未来
遠くから参加して何よりも良かったことは、素敵な人との出会いが多かったことです。私にとっては、飛行機降り立ってから初対面の人しかいないし、輪に入れないんじゃないかな、と初日は本気でびびってました。でも、みんなすごく気を使ってくれて楽し過ぎる時間を過ごせました。すれ違ったら声を掛け合う、一緒にご飯を食べる環境がとんでもなく幸せでした。小樽で会えた人たちが大好きです!
日本女子大学 笠原瑞希
衣食住を共にする日本人メンバー橙とは出会って数日にも関わらず色んな話をし、美味しいものをたくさん食べました。今となっては、私にとってかけがえのない存在です。
合宿中は天気が悪い日もあり足先が冷たくなり、本州在住の私にとって相当堪えました。そんな中絶えず、差し入れや「寒いけど大丈夫か?」の一言があったお かげで、人の温かさを感じることができました。夜になると多くの観光客が訪れ、皆さん笑顔になっていく姿が印象的でした。私も主催者ながら、温かな橙色の 灯と雪のコラボレーションに思わず目を奪われました。
ボランティアという手を貸す立場のはずが、こちらの方が喜びや温かさといった色々なものをもらいました。私の言葉では伝えきれない素晴らしいものがあるので迷っているならぜひ一度参加してもらいたいです。
酪農学園大学 田村祐斗
最大の醍醐味は、みんなが一つになってイベントを作り上げることができたことです。韓国や中国の若者、そして日本の若者や小樽の地域の方々が、一つになって「雪あかりをよくしたい」という思いをもって取り組めたということ。これはとっても価値があることだと思います。確かに国の間には様々な問題があるけれど、僕らはそれを超えて一つになることを証明できたのは誇りです。
※過去合宿参加者の感想文より一部抜粋